葬儀のしおり
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各種手続き
死亡診断書・火埋葬許可証の受給
 亡くなられた後、遺族がまずしなければならない手続きです。故人を診断し死を確認した医師が書いてくれます。これを持って地域の役所に死亡届を出します。届は所定の用紙がありますからそれに書き込んで提出します。これは死亡後7日以内に提出しなければいけませんが、この届に限り役所は休日でも受け付けてくれます。ですから遠隔地でない限りその日のうちに届けるようにしましょう。
 死亡届を出す時忘れずに火葬許可証も申請し火葬の許可も貰いましょう。これがないと火葬場で受け付けてくれません。火葬場でこれを出すと必要事項を記入してくれます。これが埋葬許可証となります。この埋葬許可証は再発行されませんので、くれぐれも紛失しないよう大切に保管して下さい。
通夜式・葬儀式の打ち合わせ
 葬儀の打ち合わせも、近親者の集まった通夜の際に行うのがよいでしょう。細かいことはほとんどが葬儀社任せということになりますが、それでもしっかり打ち合わせておかねばならない事がいくつかあります。
◆喪主、葬儀委員長を決める
 喪主、葬儀委員長は当然決めておかなくてはいけません。以前は亡くなった方の長男が喪主となることが多かったのですが、今日では亡くなった方が世帯主である場合はその連合いが喪主を務めるというのが普通です。葬儀委員長は地元の自治会長ですとか、また亡くなった方が会社の現役であったならば会社関係のしかるべき人に頼まれたほうがよいでしょう。

◆ 祭壇の準備
 告別式の日取りが決まった段階で葬儀社側は当然祭壇の用意をします。もし告別式を自宅で行うのであればどこの部屋にで行うのか決めます。そして、祭壇を飾れるように部屋を片づけ、同時に祭壇に飾る遺影の写真の選択や通夜・葬儀に必要な物を揃えておきます。それらの品は葬儀社の人に尋ねるなどしたほうが手っ取り早く出来るでしょう。

◆ 式の確認
 そして式次第の確認です。席順は通夜の時と同じです。供物や供花の置き場所は間違いないか、これは故人との付き合いの程度によって決めます。重要なものほど棺に近く、花輪は入り口に近いほど参列者に深い印象を残すものです。

◆ 役割分担
 通夜の時もそうですが、葬儀の際の役割分担も決めておかなければなりません。喪主をはじめ喪家の人は当日お手伝いの仕事は出来ませんので、親戚など近親者に頼みます。受付や案内、荷物係、留守番など必要な人数を把握しておき、葬儀当日の役割をきちんとお願いしておきましょう。

◆ 弔辞・弔電
 弔辞の依頼は前もってしかるべき人にお願いしておきますが、その方が間違いなくおいでになれるのか、もし見えない時には誰に頼むのか、その当たりもしっかり確認を取り合っておきます。
 弔電は故人の生前のお付き合いの程度や、会社での仕事や地位によって違ってきますが、たくさんいただいたからといってあまり多く読んでも意味がありません。喪主の判断でせいぜい5つか6つに絞りましょう。

◆ 精進落しの準備
 精進落し(会食)の席も設けなくてはいけません。こちらの方もきちんと頼んで置きましょう。ご近所のご婦人方が買って出て下さることもありますが、人の家ということもあり勝手が分からない場合もあります。礼儀的なこともありますので、身内の者が少なくとも一人はいるようにしましょう。

◆ 車のチャーター
 火葬場まで行く人数の確認もここで取っておいたほうがいいでしょう。人数が決まったらそれに見合った車をチャーターしておかなくてはいけません。

◆接待の仕方など
  自分が何らかの役割を受け持つ場合は、その仕事の仕方やマナー、気をつけなければならないことなど、分からないことは、年長者で経験豊富な人や葬儀屋さんに確認しておきましょう。
   
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